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柏市立柏第四小学校
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学校長名 山本 綾子

校長室より 2018年度
2019/03/12

にじ 3月号から

| by 柏第四小学校

3月はバトンゾーン

 今日は春の雨です。雨というとやや暗いイメージですが、春の雨は心なしか明るく、木の芽が膨らみ、これからやってくるであろう桜咲く春を待つ楽しみにつながります。

 3月に入り、卒業式の準備に入りました。練習に卒業生と4,5年生の在校生が初めて顔を合わせる日、子ども達には次のように話しました。

「卒業生から在校生へとバトンを渡すことになりますが、3月はリレーでいうとバトンゾーンにあたります。数多い陸上競技の中でも、リレーは日本の得意とする競技の一つです。そのリレーの醍醐味は何だと思いますか。バトンを受け取る走者は、バトンの渡し方を決して批判的に考えず、受け取ったバトンに感謝の念を持ち、次の走者を目指します。渡した走者もただただ走りゆく人をひたすら信じ、エールを送ります。リレーは「感謝と信頼」の醍醐味がある競技なのです。みなさんはどんなバトンゾーンにしますか。」

このような話をし、宮澤章二の詩を紹介しました。CMでよく流れた「行為の意味」という詩です。6年生は6年間の集大成をどんな姿で示し、バトンを渡すのか。受ける在校生、特に5年生はそれをどんな思いで受け取るのか。

心や思いは決して見えないものではありません。その姿勢、態度、表情、言葉遣い、言葉がけでいくらでも見えてくるものです。ぜひお互いの感謝と信頼、互いの心や思いが見える卒業式の練習・準備とし、本番につなげてほしいと伝えました。

今、6年生、4,5年生は例年以上の集中力で、真剣に練習に取り組んでいます。

 一つ一つの所作の覚えも早く、何より無駄な音がほとんどせず、感動するほどです。5年生はキビキビとした動きで4年生をひっぱっています。練習中は背筋を伸ばし、小気味よい緊張感に包まれています。

 立つこと座ること、礼をすること、歩くこと。動作は決して難しいことのようには思われないかもしれません。しかし会場を引き締まった雰囲気にするためには、これらの動作に、相手に対する思い、式をどう捉えるかの思いがなければ成り立ちません。どんな行為も、相手の立場に立てないものは、人間性を育むという意味では十分ではありません。他人を思いやり、いたわり、励まし合い育て合う心を持ち、それを行動に表すことや、助け合い、喜びや悲しみを共に分かち合うことで、人間関係が豊かになり、信頼を築くことができます。相手を大切にする利他の精神は、結果的に自分にとって大きな宝となります。子ども達はそれぞれの相手を思いながら練習に臨み、315日には、自分にとって一番輝く卒業の舞台をつくってくれるのではないかと、期待しています。

 この一年間、保護者の皆様には学校行事や環境整備・安全面で多大なるご協力をいただきました。常に学校教育活動を陰になり日向になり支えていただきましたこと感謝申し上げます。

 また保護者アンケートにご協力いただきましてありがとうございました。97%の回収率に驚いています。学校運営や生徒指導、学習や相談については多くの保護者の方にご理解いただきました。もちろん課題はあります。いただいたご意見を子ども達のよりよい教育に反映していきたいと思います。いろいろな場面で保護者・地域の皆様からエールをいただいてきました。本当にありがとうございました。
 
17:11 | 投票する | 投票数(1) | にじから
2019/02/12

にじ 2月号から

| by 柏第四小学校

百花に先駆けて咲く 梅の花のように

 校庭の梅の木に数輪、梅の花が咲きました。梅は、「百花に先駆けて咲く」と言われます。「百花」とは、たくさんの花という意味です。梅は、まだ冬の寒さが厳しい中、他の多くの花よりも先に花を咲かせます。冷たく青い冬空の風景の中に、ぽっとピンクの小花が重なる光景は、小気味いいたくましさを感じ、私の好きな花の一つです。

もう少し暖かくなってからの方が咲きやすいであろうに、あえて梅はそれを待たずに咲くのです。誰かが引いたレールの上を歩くのではなく、自ら判断し自らの足で歩く、まさに自立の精神を梅の咲きっぷりから学ぶことができます。

 本校では学力テストの分析から、基礎基本の学びと思考・判断・表現力の学びはそれぞれ質が違うことと、その質に合わせた学習指導をする必要性があることが明確になり、その対応として大きく2点に取り組みました。6年間の基礎基本の積み重ねができる「四小スタンダード」の取り組みと、思考力表現力の育成を考えて、生活科・総合的な学習の時間の研究です。この研究の3年目となる今年度は、一つの集大成として市内や近隣市内の先生方に向けて、公開研究会を開催しました。公開自体も好評を得て、生活科や総合の学習の大切さを示すことができました。

 さらに1月に入り、市の教育委員会から依頼を受けて、教務主任・研究主任会で再度、四小の研究について発表いたしました。そこで改めて「四小スタンダード」や自主性・主体性の育成の必要性や深い学びに向かう取り組みについて柏市内の先生方に伝え、大いに刺激になったと市教委からお礼の言葉をいただきました。当日同席された生活科・総合的な学習の第一人者である甲南女子大学教授の村川雅弘先生からも絶賛していただき、本校の研究の方向性がこれでよかったのだと、安堵と自信も得ることができました。

 今後は一層研究を進めることと、研究の定着を目指してきたいと考えています。

もちろん研究の成果は、子ども達の姿の中に見出すことであり、その発信に努め、保護者の皆様と共有する努力もしていきたいと思います。

 現在保護者の皆様に協力していただいたアンケートの集計と分析を行っています。詳細は後日お知らせいたしますが、今年度2学期の授業参観がなく、残念であった旨のご意見を何人かの方から頂戴いたしました。

 研究への準備や県の訪問等があり、行事に組み込むことが難しかったとはいえ、子ども達の普段の姿、学級での成長の姿をお見せできなかったこと、誠に申し訳ございませんでした。子ども達のどんな成長をめざすのか、保護者の皆様とともに歩むためにも、授業参観の機会は大切にしていきたいと思います。


17:06 | 投票する | 投票数(0) | にじから
2018/12/06

にじ 12月号から

| by 柏第四小学校

四小がほっとなプラットホームだからこそ
がんばれました

 昨日(125日〈水〉)子ども司書のビブリオバトルで、6年の古川千果乃さんの紹介本が選ばれました。古川さんは「からくり夢時計」の本を、一度図書室の本棚で目にしたときは、厚くて読むことが大変かと思って通り過ぎました。しかしなぜか再びこの本の前で足を止めたそうです。そこで手に取って読み始めると、一気に読み切ったとのこと。「ドラえもんのどこでもドアとは違うけれど、未来でも過去でもいけるとしたら、皆さんはどこにいきたいですか。」と古川さんに問われて、私も思わずこの本を手にしました。

 主人公は、時計屋を営むお父さんと二人暮らしをしています。母は幼い頃に交通事故で亡くなったと知らされています。主人公は、自分が生まれる前にタイムスリップし、そこで主人公は初めて、自分が母の命と引き換えに生まれてきたこと、母はそれを承知で自分を産んだこと、当時小6だったお兄さんに「弟のことは頼んだよ。」と母に頼まれたことを知ります。大嫌いだった兄や、自分を理解してくれないと考えていた父の見方が大きく変わり、みんながいかに自分や母の思いを大切に生きているかに気づいていくのです。その場面では、校長室で読んでいましたが、最後は泣けてきて困りました。

 確かにこのお話は、ドラえもんのような冒険物語ではありませんが、読み終えたときに、家族っていいなと感じるお話でした。

 人は自分のためだけに生きるのではなく、人を介して自分の人生を豊かにするところがあります。家族のことを語る脚本家の山田太一氏が、自分のためだとどこか遠慮がちになるし、また「正義」や「善意」というきれいごとに閉じ込めないで、「喜び」として他人(ひと)のためになると、俄然、力が発揮しやすくなると、書いていたことも思い出しました。

 家族とは、駅のプラットホームです。出発する場所であり、戻ってくる場所でもあります。子ども達が楽しみにしている冬休みも間近で、勇んで力いっぱい頑張ってきた子ども達が、地域・家庭に戻ってきます。子どもに紹介してもらった本ではありませんが、大きなドラマではなく、ホットな物語がどのご家庭にもたくさんあると思いますし、またほっとするほっとな冬休みにしていただきたいと思いました。

 長い2学期も2週間ほどになりました。この2学期は草取りから始まり、運動会や公開研究会、四小まつりに持久走大会、さらに落ち葉きにトイレ掃除と、学校の教育活動に対してご理解を示していただき、子ども達の活動や私たち教職員を常に支えていただきました。四小は、私たちに教職員にとってもほっとなプラットホームです。大勢の方に支えられている喜びをかみしめながら、2学期も過ごすことができたこと、本当に感謝申し上げます。

ありがとうございました。


16:47 | 投票する | 投票数(2) | にじから
2018/11/08

にじ 11月号から

| by 柏第四小学校

世界は子どもの好奇心の中にある!


 秋晴が続き、きれいな青い空に心癒されるこの頃です。
今、子ども達は四小まつりに向けて、一生懸命取り組んでいます。例年よく頑張っていると感じていますが、今年はさらに、子ども達の学びの思いがいっぱい詰まったまつりになりそうです。
 例えば6年生の総合の「ドリームプロジェクト」。この単元はキャリア教育の一環として6年担任がカリキュラムを作成しました。公開の当日は、子ども達に「働くとはどういうことか」ということを話し合わせ、その後仕事に対するイメージをキーワードに木を描かせました。最初は、あらかじめ教師側で木を描き、実になるような丸い紙に子ども達の言葉を書かせ、貼らせてみようと考えました。
しかしこれはまったく面白くない。なぜなら子どもの本当の気持ち、迷いや悩み、あるいは希望などが見えず、道徳的な感じで「将来に向けて、今の勉強も一生懸命頑張ります。」で終わってしまいます。そのため、この単元を創った教師のねらいや思いは何かということにもう一度立ち返って生み出したのが、真っ白な紙に子ども達に話し合いをさせながら「共創」させることでした。
 この活動のねらいは、最後に描いた木の絵の良しあしではありません。そのプロセスそのものが一番大事なのです。当初は、何も描くことができなかったらという教師側の不安もありました。私は、結果的に描かれたものが、弱弱しい木、または木の形にまで至らなくてもよいと考えていました。それが、今の子どもたちの「働く」ことへの気持ちであり、イメージです。ただ今までの学習はここで終わりでした。そうではなく、イメージが描かれないのであれば、どうすればよいのか。心配であれば何をしたらよいのか、もう一度考えさせ、自分たちで見出させることが、これから主になる学習なのです。
次期学習指導要領が示した「深い学び」(一時期アクティブラーニングといわれていました)は、学校教育と社会に出てからの学びをいかに結びつけるかというものです。
 6年生の描いた木に、四小の子ども達の安定した、豊かな心を見ることができます。いろいろなことを真剣に考えられる力があることも、どっしりと描かれた木が物語っていました。
 公開当日、講師の聖徳大学教授 廣嶋先生からは、「この授業は、教師がどこまで子どもを信頼できるかに関わっている。ここまで描かせたのは、子どもの力と、そしてここに至るまでの日々のさまざまな取り組みや子どもの教師の信頼関係が基になって、初めてできる授業だ。」といっていただきました。
 今年の「四小まつり」が例年になく、子ども達の思いが詰まっているといったのは、子ども達が本当に知りたいと思ったことを追求して、子ども達の得たものがギッシリと入っているからです。子ども達の好奇心で見出した世界が、ところ狭しと並んでいると思います。楽しみにしていただきたいと思います。
 公開当日、柏市教育委員会 指導課長の先生から、「本当に心揺さぶられる授業でした。私だけではなく、公開に参加した皆さんも大きく心動かされたと思います。」とおっしゃっていただきました。
 「世界は教科書の中ではなく、子ども達の好奇心にある!」を確信でる、四小まつりになると思います。


16:22 | 投票する | 投票数(1) | にじから
2018/09/06

にじ 9月号から

| by 柏第四小学校
あきらめずに挑むことをめざして

 気候の安定が崩れてきているのでしょうか。昨年は短期間のうちに寒暖の差が起こりその変動に体調を合わせることが難しく、「寒暖差疲労」という耳慣れない言葉をよく聞くようになりました。

 今年の7月、8月はとにかく酷暑に悩まされました。テレビで朝夕関わらず、エアコンの使用を何度も放送されました。今年度から教室にエアコンが設置されましたので、この放送自体は落ち着いて聞くことができました。来週あたりは少し暑さもしのぎやすくなりそうです。

 本校の熱中症対策として、昨日の手紙でお知らせしました。全国の中には塩飴やタブレットを配る学校もあるようですが、一日二日のことではありませんので、ご家庭のご協力をお願いしました。くれぐれもスポーツドリンクを2Lということがないよう、ご配慮いただきたいと思います。

 さて2学期も順調にスタートしました。運動会の練習も昨日から始まりましたが、全体的にとても落ち着いた雰囲気の中で、子ども達が過ごしています。


 始業式では、新聞に掲載された五行歌から話をしました。

 百メートル

 九秒台

 一歩

 三十分

 どちらが 凄い

 

 ジャマイカのボルトは、9秒58で走りました。現時点での最速記録です。1912年に100メートルの世界記録として公認され、ボルトの記録まで100年余り。さらに人類の限界といわれた10秒の壁を切るまでには、10年かかりました。オリンピックをはじめ、各競技の最高記録は、まさに人類の威信をかけた戦いになるのかもしれません。だからこそ記録にも、記憶にも残るのでしょう。
 しかし人間の凄さを考えた時、記録がすべてではありません。一歩三十分。難病のため思うように歩けなくなった人が、最初の一歩を30分かけて、踏み出しました。人の凄さは、誰かに比べて「速い」「跳べる」「できる」という 記録にだけあるのではありません。時間をかけて踏み出した一歩。つまり前向きに挑むことが、凄いことなのです。
 人は、自分にはできないと考えて諦めてしまうと、できないという心の壁ができてしまいます。だから、今の自分を超えようと決してあきらめず、挑戦することが大切です。
 百メートルを9秒台で走ることも、一歩に30分かけて歩くことも、諦めずに挑むという点で、どちらも凄いことなのです。
 私たちの住む柏市にも凄い人がいます。友達の中にもいます。そして何より自分の中にも、諦めずにがんばれた、という凄さを見つけられる、2学期にしてほしいと話しました。
 9月1日は、たくさんの保護者の方、子ども達にご協力いただき、除草作業を行いました。皆様のおかげで、環境も気持ちもすがすがしい思いで、2学期を迎えることができました。ありがとうございました。1年で一番長い学期を充実した教育活動にしたいと思います。よろしくお願いします。


17:57 | 投票する | 投票数(1) | にじから
2018/07/19

にじ 7月号から

| by 柏第四小学校

子ども達にとって誇りとなる学校づくりをめざして

 1学期も残すところ一週間となりました。6月中旬から7月上旬にかけて,私は全学級の授業参観をしました。普段は廊下や,教室に入っての短い時間の参観ですが,今回は1時間の授業時間全ての参観です。

 3年生ぐらいまでは,私が教室にいると,目に見えて張り切っていることが分かります。「はい!はい!」と大きな声で,教室の天井に届かんばかりの勢いで,元気一杯,手を挙げて,指名する教師の嬉しい悲鳴を感じました。

 高学年はさすがに落ち着いており,むしろ多少の緊張感がある中で,一生懸命発言する姿を目にしました。ノートも丁寧に書いている子ども達が多く,短い定規を使い真っ直ぐに線を引くという低学年からの取り組みが,高学年でもしっかりと生かされていると感じました。低学年の取り組みが中学年,高学年へと積み重ねていくことは,基礎基本の定着の土台として,本校が目指しているところです。

 5年生は林間学校後,少し大人びた雰囲気になり,高学年としての自信を醸し出していました。

 この授業参観は,計画的に,先生方の取り組みたい単元を選び展開します。校長だけではなく,学年の先生も参観することがあり,一人の先生の教材研究が,他の先生の授業の参考にしてもらっています。

 さて7月の全校朝礼では,1学期のまとめをするために,ディズニーランドの話をしました。ディズニーランドは,お客様に夢と感動を与えることが一番のミッションです。そのミッションを達成するために一番大事にしていることは何か。

 カストディアールという仕事です。ではカストディアールはどんな仕事なのでしょうか。子ども達からは,パレードとか,アトラクションという声が聞こえてきました。カストディアールは,掃除係りの仕事です。夢と感動を与えるために,まず環境整備が何より大切であり,環境に目が行き届くということは,細かな配慮があるということだと思います。

 また掃除係りとしての目標は,「赤ちゃんがハイハイできるくらいきれいにする」ことだそうです。子ども達からも「うぁー」という歓声があがりました。この目標を達成するためには,仕事に対する誇りがなければならないと思いました。自分の仕事の重さと誇りを感じなければ,とうてい徹底できないことです。

 「四小も夢と感動が一杯ある学校にしたいので,ぜひ皆さんも新幹線の力で,学校をきれいにして,1学期のまとめにしましょう。」と話しました。

 最近,清掃の様子を見ていますが,みんなよく頑張っています。子ども達にとっての誇りになるような学校づくりは,今度も意識して取り組みたいと思います。

 6月の授業参観にも大勢来ていただきました。アンケートにもお応えいただき,また教師への励ましもたくさん頂戴し,感謝申し上げます。本当にありがとうございました。保護者の皆様の御協力で,子ども達の成長が見られる学期になりました。今後も精進し,頑張りたいと思います。


12:38 | 投票する | 投票数(1) | にじから
2018/06/11

にじ 6月号から

| by 柏第四小学校

自分で考え,判断し表現できる強さを育てる

 6月に入り,1学期も折り返し地点になりました。学習を始め,様々な教育活動の基礎的基本的な土台づくりがなされ,小さいながらも一つ一つの成功体験を積み重ね,充実した子ども達の活動が進められています。

 今週(6月6日)は本校体育館で,ミニバス教室が開催されました。松葉二小と花野井小学校とで対戦致しました。結果は女子2勝,男子11敗でした。例年以上に,中身の濃いバスケットの試合ができたと思います。

 現在日大のアメフト問題があり,スポーツ界でも見直されていることが多々あります。大きなものの一つとして,勝利至上主義では人は育たないということが,改めて認識されたのではないでしょうか。どんなに大きな大会で勝利したとしても,自分で判断し,自分で行動に移せる人間として育っていなければ,スポーツそのものの価値が問われるというものです。言い換えればわからないことをそのままにして,質問もせず,言われるままにしていては,人としての成長がないということです。

 アメフトの試合で重大な反則をした選手が,会見を通して今までの自分を振り返り,現在の厳しい状況の中でも自分ができること,しなければならないことを自分の言葉で語ることで,見てるほうは,彼の人としての謙虚さ,素直さを感じ,彼の真摯な姿勢に大きく心動かされました。そしてみんなが彼のこれからの成長を強く願い,また成長を感じる会見になったと思います。

 大切なことは,指示されたことを身につけるだけではなく,自分で考える場を設定し,自分で表現できる子どもに育てることです。技術的に優れていても,心根が育っていなければ,おそらくこれからは一層,認められる人間にはならないと思います。

 今回バスケット部の子ども達は,一小と高田小との二つの練習試合を通して,どうすれば良かったのか,これからどんな練習が必要かを話し合わせました。教師からの指摘ではなく,自分達で気づき,自分達で考えて取り組ませていく活動を重視しました。

 女子は,試合直前にも自主的に集まり,試合のフォーメーション等考え,試合に臨みました。試合では男女共に,四小の課題であった強気で突破すること,最後まで泥臭くボールに食らいつくことが,しっかりとできていました。

 さらに4年生が試合に出た時には,6年生が4年生へボールをパスし,緊迫した中で彼らの活動の場をつくっていたことは,何にもまして素晴らしいことだと感じました。大きな成長を感じさせる場面でした。さらに応援の声も良く響き,子ども達の心が育っていることを実感しました。

 子どもに達にも伝えましたが,技術がいいだけではなく,心身共に強くなったと思います。スポーツのみならず,どんな場面でも技術の良さは大事でしょうが,私は本当の力にするには,「強さ」が必要だと考えています。謙虚さに裏打ちされた,自分で考え,自分で判断し,表現していくことのできる強さを,これからも意識して子ども達を育てていきたいと思います。


18:09 | 投票する | 投票数(1) | にじから
2018/05/21

にじ 5月号から

| by 柏第四小学校

結果主義にならない

~「山登り」から学びを考える~

 五月も中旬になり,新年度に入った子ども達の生活も軌道に乗り,落ち着いた学習が進められています。学習も本格的になり,校外へ出る機会も増えます。

今週火曜日(5月15日),3年生は筑波山に登ってきました。お天気に恵まれ,爽やかな風と柔らかい若葉に囲まれた筑波山の山登りは,子ども達も十分に満喫したものになりました。

 途中休憩のときに振り返らせると「わあ,すごい!」という子ども達の歓声が上がりました。しかしそのうち,「頂上まで楽しみをとっておこう。振り返るのは頂上に着いてから」という声が聞かれるようになりました。

 また他の登山者に出会うと,「こんにちは」はもちろん,当日はご高齢の登山者が多く,「お疲れ様です!!」「がんばってください!」という声かけもあり,びっくりしました。中には「『お疲れ様』なんて初めて使った。どきどきした。」という子どももいて,ほほえましい場面をたくさん目にすることもできました。

 今回の登山では,下りの登山者と出くわすことが多かったのですが,中には「こんなに大勢で列をなして登らずに,少しずつグループ分けして登ってこい。」とお叱りを受ける場面もありました。私達の前にも数校すでに登山をしており,最後の学校であった私達に業を煮やしたのだと思います。そのことも含め,今回の登山も学び多いものになりました。

 一つには,山登りの「譲る」「譲られる」行為には,ゆったりとした時間が流れ,一瞬ではありますが,互いを思いやる人ならではの心地よさを感じました。すれ違う多くの登山者が,子ども達の声かけを聞いて「元気になるね」と顔をほころばせていらっしゃると,こちらも穏やかな気持ちになっていきます。普段の生活は,あまりにも「こなす」ことが多く,人と人との関わりを味わうことが少ないことに気づかされます。「こなす」のは自分事に気持ちも時間も費やされますが,「関わる」ことは,時間や心が人との間で共鳴し,自分事に広がりが得られるように思います。

 また子ども達が頂上の楽しみをとっておこうとしたように,まるごと山を感じようとするところに,学びの原点をみることができました。ごつごつした岩肌,山の土砂のにおい,頂上の爽やかな空気,川のように見えた水田などなど五感をフル回転して,筑波山を感じ取っていました。

 インターネット社会で,情報を知る手段は格段に楽になりましたが,それだけでは自分のものとすることはできません。特別のことをするのではなく,ただひたすら足を踏みしめ登った山ですが,上手くこなすだけでは山のすごさや,面白さを会得することはできないでしょう。

 ゆっくりと登る,感じながら,小さな発見をしながら,その世界に馴染むこと,あるいは全身で応じることは,身体を通して学ぶことにつながると思います。子ども達にとっても,達成感のある山登りになりました。結果主義にならず,世界に馴染むように感じ取らせていくことは,これからも大事にしていきたいと思います。 


19:04 | 投票する | 投票数(1) | にじから
2018/04/21

校長あいさつ

| by 柏第四小学校

平成30年度もよろしくお願いいたします
学 校 教 育 方 針
 
柏第四小学校に赴任し,今年度で4年目になります。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。


 夢を描き 夢に挑む力の育成(子どもの10年。15年後を見据えて)
 本校では夢を描き 夢に挑む力 をテーマに学校活動を進めています。
夢を描き 夢に挑む力 をテーマにしているのは、夢を描くことは、やるぞとする生きる力や生きる意志を得ることであり、自分が何をしたいのか、生きる方向性を見出せることができるからです。
 本当にやりたいことは何か、本当に大切にしたいことは何か、そのために今できることは何かを考えて、失敗を恐れず、挑み続けられる志のある人になってほしいという願いがあります。
 いつの時代も学校の使命は、社会のニーズに応えることです。社会のニーズはもちろん時代ごとに変わっていくでしょう。
 しかしそれと同時に,どんな時代になっても変わらず育てたいもの、それは子ども達が自分を失わず、自分らしさをもって力を発揮していくことです。時代に翻弄されずに生きていくために、子どもの「今」だけではなく、子ども達が社会に出て生きていく10年、15年後を見据えることが必要であると考えています。

 

2 経営の重点
 本校の教育目標は  自ら学び 自ら考え 心豊かで たくましい子 です。
 また目指す児童の姿は 自ら考え 主体的に行動する子どもです。
 この目標を実現するため,そして将来の変化が予測不可能な社会で、力強く生きていくために、何より子どもにとっての根本的な力、幹となり柱となるところは,自主性・主体性の育成であると考えました。さらにその幹を太く大きく育てる土台,本校の教育活動の土台を共生的な態度とし,その育成を進めています。

 

① 共生的な態度
 共生的な態度を土台としたのは、一人一人をとことん大切にするところから教育のすべてが始まるからです。また一人一人を大切にするとは、子ども一人一人が違うということを前提にすることであり、その違いを踏まえ、教育を進めていきたいと考えています。
一人一人を大事にし,皆が伸びる,みんなが向上することが全ての教育活動の原点と考えています。
 そのためお互いの違いを認め、安心感のある,意欲的に行動できる学級づくりを進めています。また授業のねらいや内容に見通しを持たせて,わかりやすい授業を行うべく,力を入れていきます。子供たちが集中しやすいように、教室の前面の掲示物は必要最低限のものにするよう先生方にはお願いしています。これはユニバーサルデザインの考え方といって、すべての子供がわかる、あるいはすべての子供にあると有効な支援という意味です。
 また特別支援学級のお子さんと通常級のお子さんとの交流をどんどん増やしたいと考えています。

 

②自主性・主体性の育成
 これからの社会で必要な力は変化していきます。人間が今までしてきた作業の多くは、機械が担う時代です。知識量や作業量、速さでは機械に到底及ぶものではなくなっています。そして、一つの正解にのみ導かれる時代ではありません。誰かに引っ張ってもらうことをよしとするのでは自分らしく生き抜いては行けません。子ども達に必要な力は新しい価値を創造する力であり、様々な人が考えを出し合い、議論し、新たなものを作り上げていける力です。
 先行き不確かな時代だからこそ、子ども達一人一人が自分で考え、判断し行動することが必要になります。だからこそ自主性・主体性の育成を教育活動の柱とし、教育活動のすべてにそのエキスが注ぎ込むようにしていきたいと考えています。
 
③ 具体的な手立て
 昨年の学力テストの結果の分析から、活用の力がある子どもは、基礎力も高いことがわかりました。しかし基礎力が高ければ活用の力があるかといえばそうではないということが、すべての学年の子供に共通していました。つまり基礎力の積み重ねが活用力になるのではなく、基礎力と活用力それぞれの学習を進めていかなくてはならないということです。

 ◎基礎基本の徹底
 そこで基礎力=基礎基本の徹底をはかるために、昨年に引き続き、各学年の基礎的な学習の到達点を定めた四小スタンダードをもとに、音読や書き取り、四則計算や読書量、書くことなど,各学年の発達段階を考え、1年ごとの積み重ねができるよう進めてまいります。
 定着を図るために、小テストや、計算ドリルの繰り返しなどを学年の共通理解のもと、実践してまいります。今年度の四小スタンダードは5月に入って配付いたします。


 ◎読書活動の推進

 読書活動も推進します。 
 本を読むことは、まず読みたい本を,主体的に選ぶことが必要になります。貯本通帳を活用し、多読を進めます。
 図書室は学校の中で一番情報が多いところです。調べ学習や探究学習のために図書室をフルに活用していきたいと考えます。

 ◎活用力をつけるために…調べ学習の充実と探究学習の推進
 低学年はペア学習、中学年以上はグループ学習といった、話し合い、自分の意見を言う場を数多く設定します。
 ホワイトボードミーティングといってホワイトボードをグループの中心に置き、子ども達に話し合いをさせます。話し合うために書くということを進めてきましたが、ノートに書くだけでは子ども達の対話を成り立たせることが難しいところがありました。このホワイトボードを中心に置くと,ノートから自分の考えが飛び出し、それぞれの考えをまとめたり、グループ分けをしたりすることができるようになりました。かなり有効な手段であり、今年度より一層,積極的に活用していきます。
 発表のために書くのではなく、調べ学習としての書くことにも、力を入れていきます。
同時に探究学習にも挑戦させます。
 生活科・総合的な学習の時間で進めていきます。この学習のポイントは子ども自ら「問い」を立てるということです。子どもが取り組みたい課題を自ら見いだせるよう、教師がいかに子どもの疑問や問題意識を触発させるかがカギになります。自分で課題を立てて情報を集め,調べたことを発表する,この学習を繰り返し行い,自己学習力を身につけさせていきたいと考えます。また探究学習は自己学習力,すなわち主体的な学習態度を身につけることにつながり、他の教科の学習効果を上げるともいわれています。生活科・総合的な学習を研究教科としてきた3年目の節目として臨みたいと考えます。

 
今年度も学校だより、ホームページを活用し、子ども達の様子、学校の考え方を知らせていきます。どうぞよろしくお願いいたします。お願いいたします。


17:17 | 投票する | 投票数(4)
2017/12/01

にじ 12月号から

| by 柏第四小学校管理者

子ども達の闘志と温かい思いやりの声援で
四小の一体感ある持久走大会になりました


熱心に落ち葉を掃く子どもたちの息が白くなり、校庭は冬木立の景色になりました。12月1日は、一日延期となった持久走大会を開催しました。霧雨降る中,低学年からスタートでしたが、防災公園に子ども達の準備体操の元気な声が響きました。やる気満々、小さな体に大きな闘志を燃やしていました。

そしてさらに気合が入った中学年。スタート時に、校長の掛け声に合わせて、「オー!!」と声を張り上げましたが、体の中からエネルギーがあふれんばかりでした。

高学年になると、準備運動など笑顔がこぼれていましたが、自分の目標と静かに対峙している,高学年ならではの貫禄も感じました。

苦しい中での持久走ですが、みんな全力でゴールをめざしました。ここでも「やり抜く、貫く、あきらめない」さくらっこの心意気を随所で見ることができました。

現実の厳しさに立ち向かう、子ども達の大きく成長した様子を、保護者の皆様にも感じ取っていただけたものと思います。

また保護者の皆様の子ども達への応援の声と、子ども達の友達への応援の声が重なり、大会の会場が心温まるものになりました。勝負は、あくまでも自分との闘いです。しかしただ自分だけの試合ではなく、ともに戦い、健闘をたたえ合う一体感があればこそ、自分を高め,そして達成感を感じる貴重な場となります。

今年は,雨が降った翌日開催になっても大会が可能であるように,コースを変更しての実施でした。試走の後,再度子ども達の安全を考え,変更した箇所がありましたが,PTAの係の皆様には臨機応変に対応していただきまして,無事大会を終了することができました。本当にありがとうございました。

持久走のコースには,桜並木が続いています。北風に落ち葉が舞う中,たくさんの堅いつぼみを目にしました。まだまだ小さくて,黒っぽく,目を楽しませてもらうのはずっと先です。でも厳しい寒さにもかかわらず,しっかり自分の出番の準備をしているようです。

蕾一つ一つが,2学期頑張ってきた子ども達の姿と重なりました。2学期も成長したと感じながらも,「まだまだもっと成長するよ。」という子ども達の内なる声も聞こえるかのようでした。

学校行事や落ち葉掃き,トイレ掃除など,たくさんの保護者の方,地域の方に支えられて,子ども達の充実した教育活動を展開することができました。子ども達の成長の手応えを教職員一同も強く感じているところです。感謝申し上げます。ありがとうございました


15:16 | 投票する | 投票数(0) | にじから
2017/11/01

にじ 11月号から

| by 柏第四小学校管理者

「深い学び」を目指して

11月に入りお天気が安定し,落ち着いて教育活動に臨むことができるようになりました。四小まつりも,快晴・快適な中で,子ども達が満喫することができました。  

今月の全校朝礼で子ども達には「見たい,知りたい,伝えたい。」という「主たい的」な心の「たい」を,学校一杯に泳がそうと話しました。

疑問に持つこと,それをどう解決するのか追求することやその伝え方,また聞いた内容を理解し,質問することは,難しい教育活動になります。決して一つの答えを求めているわけではありません。

しかしこのことは非常に高い思考力や疑問をキープさせるという意味で,精神的にも高度なことを求めています。すぐ答えが出た方が精神的に安心しやすいですので,ついつい分かりやすく,答えの出やすいものや,即答を望む傾向になります。これでは浅い考え方,気持ちの持ち方しか育ちません。

 今回の四小まつりの子ども達が発表した見えないところで,たくさんの友達同士や教師とのやりとりがありました。6年生はパネルディスカッションを互いに見合い,友達からたくさん質問を投げかける過程を経て,調べた内容を自分なりに咀嚼したものになりました。

1年生は,例えば四小の先生を紹介するところでは,どんなインタビューをしたらその先生のことが伝えられるのか,インタビューする教師と担任とのやりとりを何度も行いました。「四小まつりは,先生から教えてもらうんじゃなくて,自分で考えたことを発表することがわかった。」と1年生でも「自分で考える」こと,自主的・主体的なことを1年生なりの感覚を通して理解していました。これからの学習指導要領が求める,「深い学び」に通じるものだと思います。

いくつかの学年で,保護者の方々に発表のコメントをお願いしました。たくさん御協力をいただきまして,本当にありがとうございました。

運動会の短作文では,多くの子ども達が「大きな声で応援してよかったよ。」「一生懸命練習して,ダンスが決まってよかったね。」と褒めてもらってうれしかったと書いていました。順位が良かった,勝ったから良かったではなく,子どもたちの人を支える力や取り組む姿勢を見ていただいたことを,褒めてもらってうれしいという文章を目にしました。子ども達の喜びはそこにあると思います。

今回保護者の方にコメントをお願いしたのも,先ほどお話ししたように,難しい「深い学び」につなげるために,運動会の短作文にあったように,保護者の皆様との連携を取りながら進めていきたいと考えています。

また子ども達の発表のご褒美が,午後の保護者の模擬店だと思います。頑張ったかいがあったお楽しみを,たくさん頂戴いたしました。ありがとうございます。

今後とも保護者の皆様とともに歩んでまいりたいと思います。


15:13 | 投票する | 投票数(0) | にじから
2017/10/23

にじ 10月号から

| by 柏第四小学校

 運動会ではテント張りや前日準備、片づけまで、たくさんの保護者の方にお手伝いをいただいて、本当にありがとうございました。おかげさまで16張りのテントを設営することができました。皆様に支えられて、子ども達の練習の成果がしっかりと発揮できた運動会になりました。感謝申し上げます。

また10月4日は柏の競技場で陸上大会があり、子ども達が自己新、自己ベストを出すプロセスの中で、男子総合6位という大きな成果にもつながりました。

 運動会や大会は勝負事の面があるため、勝ち負けにこだわることは否定しません。ただ学校行事や対外行事を単に勝った、負けただけで終わらせては、その次につながりません。

運動会や部活動、広くは学校の様々な活動を通して、なにか上手になりたいと思ったら、まずは取り組んでみるという意欲,積極性が必要です。ここの最初の「動く」ことがなければ、何ものにもなりません。そしてうまくなりたいのであれば、「どうしたらよいのか。」,あるいはうまくいかなかったときに、「なぜそうなったのか。」と、何より「考える」ことが大事だと思っています。

 今回の運動会の一番のねらいは、進んで練習に取り組むことでした。運動会には徒競走やリレーだけではなく、演技や係といった様々な活躍の場があります。まず自分は運動会の何にどう取り組むのかと、考えることが、子どもにとっても運動会を大きく意味づけることになると、私は思っています。

 3年生の花笠の練習を見に行ったときは、みんなでキレのある踊りにするにはどうしたらいいのか,友達同士,踊りをアドバイスし合っていました。言葉とともに手が動き、体が動き、とうとう自分で踊りを見せながら、友達に一生懸命アドバイスをしている子ども達がたくさんいました。

 また運動会当日は,放送係になった6年生が、大人顔負けの放送を行っていました。私はその子に、何か上手にアナウンスできるコツがあるのかと聞いてみました。すると彼は,「お母さんと一緒に、古館の実況を聞いて、運動会のアナウンスをいろいろ考えた。」といいました。これらのことが、四小の目指している姿です。

 意欲の向上、主体性・自主性は「まず動いて、やってみること。」そして「考えて、また動いて、やってみること。」の繰り返しから育まれます。成功や失敗を繰り返して、何度も挑み、自分なりの工夫をすることは、すべての基本です。そこに学校の教育活動の大きな意義があると考えています。 

 今後の学校活動も、その視点から子ども達への教育にあたっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


16:58 | 投票する | 投票数(1) | にじから
2017/10/05

10月の学校だよりから

| by 柏第四小学校

言葉の力を大切に

 運動会の片付けをしている手に,赤とんぼが止まりました。ふと手を止めたその先には,ピラカンサスの赤い実が目に入りました。「秋だな。」と運動会の終わりとともに,季節の移り変わりを実感した次第です。
 101日(日)は,「家族のきずなエッセイ」で入賞・入選した子ども達の表彰式にいってきました。入賞した子ども達のエッセイを聞いていると,改めて言葉の力について考えさせられました。

 日本には「言霊(ことだま)」という言葉があります。昔の日本人は言葉には力があり,魂が宿ってと考えられていました。つまり言葉には心があり,色々と影響を及ぼすということです。表彰式では,家族に向けた「ありがとう」のメッセージがたくさん伝えられていました。感謝や感動を自分の心の中でそっと大事にすることもあるでしょう。しかし言葉にすることで,思っているだけでは曖昧なことも,確かなことになります。また発したり,文章にしたりすることで,改めて事の大切さやありがたさを,自分自身が再認識するということもあります。

 一時期「うざい」「やばい」「かわいい」の言葉がテレビ等を通じて,かなり頻繁に発せられました。私などは,「今の『やばい』は〇〇の意味かな?」「この『やばい』はかなりやばい意味かな。」と笑い話のような聞き方をしていることがありました。一つの言葉の中に,本当はいくつもの説明や表現をしなければならないところを,簡単に済ませてしまっていることに,非常に違和感を覚えました。隠語のように,お互いわかり合っているような錯覚を与えます。しかしやはり言葉足らず,思考足らずにつながるように思います。

 日本人は今まで,以心伝心を大切にしてきました。社会が強い枠組みでつくられ,一つの価値観の中で生きられるときは,むしろそのことが大切だったのかもしれません。しかし自由度が高くなり,さらに多くの価値観のなかで生きていかなければならない現在こそ,多様な,豊かな言葉が必要です。

 言葉は単に「伝える力」だけではなく,自分の考え,思考力,判断力の根幹をつくるものです。こまかな心のひだを「やばい」「かわいい」等の少ない言葉で,どう表現できるのでしょうか。言葉の数にともない,子ども達の思考力,判断力も形成されると思います。

 「言葉」の「葉」という文字には,「たくさん」という意味があります。様々な事象(こと)を多く,豊かに持てるのは,「ことば」の力があってのことだと思います。
 さわやかな季節を迎えました。子ども達には音読の「声に出して読む」ことと,書いて「読み取る」ことの双方に,じっくりと取り組ませていきたいと思います。
18:39 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2017/09/11

にじ 9月号から

| by 柏第四小学校

ドラえもんの発見

 朝夕,ずいぶん涼しくなりました。二学期スタートの暑さを心配していたので,秋の気配に少しほっとしています。

 3日の日曜日は、除草作業にたくさんの方に参加していただきました。お父さん、お母さん、そして子ども達に職員と、みんなの力で学校がきれいになり、学校を大切に感じていただいていることを痛感し、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 さて私事で恐縮ですが,清水の舞台から飛び降りる気持ちで,ようやくガラ携からスマホに切り替えました。私はSF映画が好きなこともあり,2002年トム・クルーズの「マイノリティレポート」という映画で,クルーズが手を動かすだけで,空間そのものがタッチパネルになり,パソコン機能として作動するのを見て,人間の創造力のすごさを感じました。そしてその5年後,スティーブン・ジョブスのiPhoneの発表を聞き,とうとうここまで来たかと,本当に驚きました。

 しかし私の手元に近未来が来るには,なんと10年かかりました。ガラ携と比べると,たくさんの機能がついていて、便利に手軽に使えるスマホは、ドラえもんのポケットのようだと思いました。これからもどんどん改良されて,機能面では一層、ドラえもんのポケットに近づくのではないかと思います。

 そう考えながらもここ数日,操作に奮闘しています。「校長先生、こうすると便利ですよ。」「この操作で簡単にできます。」「うまくいかなくても何とかなりますよ。」などと声をかけてもらったり,教えてもらったりしていると、ドラえもんであるスマホを介して、自分がのび太のようにも感じられます。

 しかしそれはのび太になって困ったというのではなく、誰しも周りにドラえもんがいて、そして逆に誰でも、誰かのドラえもんになり得る、という発見であり、人とのつながりの良さを改めて感じているところです。

 ドラえもんの物語では、失敗続きののび太には、思わぬ潜在能力が潜んでおり、ドラえもんの秘密の道具を使い、その力が発揮されています。道具そのものに素晴らしい力があるというより、その道具を通して、のび太自身が、いつの間にか自分の課題を乗り越えていくという物語であり、のび太に共感しながら、叱咤激励するドラえもんもまた,ポケットの便利さ以上に大きい存在として描かれています。

 2学期は運動会をはじめとし、大きな行事があり、学習を深める時期です。つまり子どもの潜在能力を存分に引き出させる時期です。のび太に対するドラえもんの存在のように、子ども達と心のつながりを持ちながら、子ども達の伸びようとする力、伸びるべき力を見極め、子ども達の学びをしっかりと援助していきたいと思います。

 2学期もどうぞよろしくお願いいたします。


16:54 | 投票する | 投票数(0)
2017/09/01

9月の学校だよりから

| by 柏第四小学校

挑み 高めあう 2学期

 長い夏休みが終わり,いよいよ2学期がスタートしました。子どもたちの日に焼けた笑顔がはじけ,元気な声が響き,学校中に活気が満ち溢れました。健康に輝く子どもたちの姿から,私たち教師も2学期への大きなエネルギーを得て,気力の充実を感じているところです。
子どもたちが有意義に夏休みを過ごせたのは,何より保護者や地域の皆様のおかげです。心より感謝いたします。ありがとうございました。
 さて1学期を「出会い・仲間づくりの時」とするならば,2学期は「挑み・高めあう時」と考えます。運動会に四小まつり,持久走大会,そして校外学習など,学校行事や授業内容も豊富で,友達とともに協力し,学びあう中で努力する喜びを体感できるときです。
 だからこそ,子ども達一人ひとりに自分の目標をしっかりもたせ,いろいろな活動にチャレンジさせていきたいと思います。特に目標に関しては,もう一歩踏み込んだものを設定し,自分自身を高めることを意識させていきたいと考えています。
 この夏,ロンドンで行われた陸上世界選手権の400メートルリレーで,日本は銅メダルを獲得しました。強豪チームの中にあってのメダル獲得は,かなり厳しい状況でした。お家芸といわれるバトンパスなど勝因はいろいろあると思われますが,私には以下のコメントが印象的でした。
 決勝のスタート時,ロンドンはかなり気温が低かったそうです。寒い中,長時間待たされたことに不満が出た他国の選手団の中で,桐生選手のコメントだったと思いますが,寒さで体が冷たいと感じる以前からアップし,体を冷やさないようにしていた。外国選手は体が冷えてからアップするが,日本選手は体が反応する前に準備していると,桐生選手はしごく当たり前のこととして話をしていました。
 夢をかなえるための目標設定は大切です。しかしだからといって,目標だけが独り歩きしてはなりません。そのためにやるべきことを明確にすること。用意周到とは言いますが,グランドで走るだけが練習ではなく,道具の扱いや健康管理など日々の心掛けが,本番で力を発揮させることにつながります。
 子ども達の未来において,自立心をもって生き生きと活躍できるためにも,子ども達にはいろいろなことに挑ませ,高められるようにしていきたいと思います。そしてそのための絶え間ない一歩一歩をしっかりと踏ませるために,高い向上心と日々の小さな努力の大切さを説きながら,職員一丸となって取り組んでいきます。
 今学期もどうぞよろしくお願いいたします。


07:54 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2017/07/03

7月の学校だよりから

| by 柏第四小学校

仲間と夢中になることが
小学校時代の学びの原

 隣の東京は何やら大きな風が吹いたようですが,日本人は風のたよりで季節の移り変わりをとらえてきました。例えば春の南風は青嵐(あおあらし),梅雨時は黒南風(くろはえ),梅雨明けは,白南風(しろはえ)と名付けました。湿気の多い今は,風すら体にまとわりつく感じを「黒」で表現する感覚は鋭いといえます。
 最も植物は,雨を吸うごとに成長しています。2年生の野菜は,子ども達の学ぼうとする意欲を表しているかのように,1校舎と2校舎の間を緑で埋め尽くす勢いです。
 2年生の町探検の学習では,発表会の授業を参観しました。子ども達が自分の発見に自信をもって語っていました。「コーナンでの僕のおすすめは…」「驚いたことは,駐車場の広さです。」「5月に四小の桜坂に咲く花はつつじです。」互いに発表し合いながら,友達の言葉一つ一つに頷いたり,驚いたり。また「坂道に咲いている花はつつじだったんだ。知らなかった~」と,その声に僕も,私もと声が続き,「そうだったんだ。」と「わかったうれしさ」をみんなで感じ取っていました。
 わかることは大切なことです。ところが往々にして大人は,テストに出てくるような知識をたくさん覚えることや,正解を導くことばかりを大事と考えがちです。  
 複雑な情報化社会の中を生き抜いていく子どもたちに期待される姿は,自らの体験に基づき,自ら学び続ける力,異なる価値観をもつ他者とよりよく関わる力,自律的に行動していく力等です。一見たわいのない子どもの話のように見えますが,小学校の子どもにとって大切なことは,大人から学ぶだけではなく,友達から学ぶことであり,友達に教えることです。児童精神科医の佐々木正美氏は,大人の価値観で考えた立派なことを学ぶだけではなく,友達からどれだけたくさんのことを教えられ,友達にどれだけたくさんのことを教えることができるかという「量」が大事であるといい,知識や生活体験や技能を仲間と共有し合うことで,社会的な人間関係やコミュニケーション能力を発達させるといっています。
 子どもが仲間との活動に夢中になるときは,心が働き,感受性が発達しているときです。野菜の観察記録を一生懸命描いている子に,「詳しく描いているね。」と声をかけると,「校長先生,おいしいきゅうりはどんなきゅうりか知ってる?」と聞いてきました。「大きいきゅうりかな?」と答えると,「大きいだけのきゅうりはおいしくないよ。」と,さらに発見したことをたくさん教えてもらいました。
 発見を喜び,胸をときめかせることが一度実感されると,「もっと知りたい, やりたい,やりとげたい。」と意識が高まってきます。この高まりが学びであり,自立への基礎になると考えます。
 育てている野菜が風に揺れ,葉や育った実に反射している小さな光と,子どもらが誇らしげに話している顔が重なります。1学期も残り1か月となりました。たくさん経験や体験したことをしっかりと振り返らせながら,子ども自身の確実な学びにしたいと思います。

  


18:29 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2017/05/31

6月の学校だよりから

| by 柏第四小学校
日光だけじゃない!
二つの三ざるから学ぶこと
 綠が深まり,風にそよぐ木々に力強さを感じます。暑さを増した日差しをしっかり跳ね返しているようです。例年より早く,すでに何日か真夏日があり,熱中症を心配するところです。また今年の5月は,平均降水量が非常に少なく,雨が降らなかった月だったと言えるそうです。東京に関しては,平均降水量の38%。その中にあって,6年生の修学旅行はなんと二日間!雨にたたられました。

 東照宮は平成の改修工事が進められており,日光の遅い新緑と杉林の力強い綠を背景に,陽明門を初め,唐門の柱の白さと金箔の模様の美しさが圧巻でした。また数々の装飾も創設当時の彩色を復元していました。子ども達になじみの深い「三ざる」も華やかになり,生き生きとしているように見えました。

 「見ざる,聞かざる,言わざる」の三匹の猿は「悪いことを見るな,聞くな,言うな」を意味しています。日本には昔から,言葉には不思議な力が宿っているという考え方があり,発した言葉どおりの結果を現す力があるとされました。そのためよいことを言うとよいことが自分に返ってきて,悪いことをいうと自分に悪いことが返ってくるといわれています。だから普段から使う言葉も気を付け,人の悪口や陰口をいわないようにしよう,という戒めが込められているとの説があります。なるべく邪気を発しない,受け取らないことが,真っ直ぐに成長する秘訣だという捉え方です。

 しかし今回の修学旅行を機会に,新たな発見がありました。「お元気三ざる」という猿が存在するのです。何かのイベント企画で,おもしろおかしく取り上げたのかと思いましたが,この三ざるは,埼玉県秩父市にある秩父神社の社殿に彫られています。

 「お元気三ざる」は,大きく目を見開いた猿,大きく口を開いた猿,そして大きな耳を立ててにこやかに寄り添うお猿さんの彫刻です。

 「よく見て,よく聞いて,よく話そう」という意味で,日光の三ざるとは真逆の意味になりますが,現代の情報化社会にふさわしいとして,親しまれているということです。 

もっとも決して新しい時代につくられたものではなく,神社そのものは非常に歴史が古く,何度か戦禍を被り,その後,家康が創設したというのです。
 「物事を注意深く見ることや考えること」「人の話によく耳を傾けること」,そして「自分の考え,感じたことや気づいたことを積極的に言葉にして発信する」力は,今後ますます大切になるでしょう。その過程の中で,物事の良し悪しを判断し,悪いもの,偽りのものを見分け,何を大事にしていくか行動に移していくことが必要になります。家康から家光へ,まさに「お元気三ざる」の教訓を経て,「日光三ざる」の教訓がより一層生きるのではないかと思いました。それを支えるのはやはり,大人の分別や理知だと思います。

 雨降る日光で,雨にも負けず修学旅行を存分に楽しんでいる6年生の底力を感慨深く見つめながら,思いめぐらせた次第です。
  


19:39 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2017/04/28

5月の学校だよりから

| by 柏第四小学校

6年生 さっそうとデビュー

~「かっこよさ」とは~ 

 桜前線が北海道,函館まで北上し,日本列島春一色,本校も花盛りです。花々が咲くぞ!とばかりに 開いている様子が,元気に活動している子ども達のようです。気合十分,張り切っている部活動や委員活動の子ども達の,礼儀正しい大きな声の挨拶は,より一層,朝のすがすがしさを感じさせてくれます。そして毎朝,桜坂を満面の笑みで駆け上がってくる子ども達に,大きな希望を抱いているのは,私だけではないと思います。

 さてそこで,この4月に「かっこいい」デビューをした6年生のお話をします。1年生の入学式の準備やお世話は,四小のリーダーとなった6年生の最初の仕事です。体育館では,1年生が座る椅子を一つ一つ丁寧に拭きあげていました。6年生全員が,自分に任された仕事に対して責任をもって取り組んでいました。中には,1年生は通らないであろう廊下も,すみずみまで心をこめて拭いている子ども達もいました。1年生をしっかり迎えたいという思いが伝わってきて,本当にうれしくなりました。6年生になったばかりですが,最上級生としての自覚にあふれ,今年度の「四小号」の力強い出航を感じさせる,準備場面でした。

 今年の入学式は,子ども達の安全面から6年生のみの参加としました。しかしその大役を6年生は立派にやり遂げました。児童会役員の子ども達には,校長式辞に花を添えてもらいました。ドラえもんの音楽を流し,1年生に「ドラえもんって呼んでみようか?」というと「ほんとう?!」の声に,1年生のわくわく感を感じ,式の雰囲気を和ませることができました。「1年生を迎える言葉」では,縄跳びに,鍵盤ハーモニカ,給食の劇など,わずか1日,本当に短時間の練習にも関わらず,堂々とした姿が見られ,たいしたものだと思いました。

 「かっこいい」と表現したのは,とかく「かっこつける」ことばかりを強調し,注目を浴びる世の中で,物事に真摯に向き合うこと,たとえ見ている人がいなくてもやるべきことを,責任もってやり抜く「かっこよさ」が軽んじられているからです。相手を大事に思うこと,課題に向き合うことを,特別なことではなく,当たり前にこなせるところに,人としての成長があるという意味で「かっこいい」と感じます。この「かっこよさ」を全校の手本としたいところです。

6年生のさっそうとしたデビューを,29年度の四小の大きな一歩とし,子ども達の成長につなげていきたと思います。
   


14:23 | 投票する | 投票数(1) | 学校だよりから
2017/04/05

4月の学校だよりから

| by 柏第四小学校管理者

とびきり素敵な自分になろう
自ら考え 主体的に行動する子をめざし~

 子ども達が桜坂や,大木の桜の下を満面の笑みで駆け抜けてきました。「鳥鳴花咲」鳥鳴き,花笑うといいます。「咲く」は「笑う」の古字であり,「咲く」に花が開くという意味を付けたのは,日本人だそうです。「なぜ 花が笑うのか」ということも,子ども達の笑顔が重なると,十分理解できる気がします。春がまばゆいばかりに華やぐのは,子ども達の笑顔があってこそです。学校が笑うとき,それは子ども達が輝いているときです。

新一年生115名を迎え,全児童750名,職員44名の新しい組織で,平成29年度の柏第四小学校の教育活動が始まりました。小躍りしながら駆け寄る子ども達に,新学期への期待や希望を感じます。また私たち職員も,子どもたちに負けず劣らず,今日の出会いに心ときめかせていました。

始業式では「とびきり素敵な自分になろう。」と話しました。アメリカの教育学者であるドロシー・ロー・ノルトの「いちばん大切なこと」という詩には,素敵な自分になるための16項目があります。(校長室前掲示板に掲示)

私は子どもたちに,とびきりの,つまり最高に素敵な自分になるために,三つのことをお願いしました。一つ目は「?」を見せながら,いつもなぜだろう,どうしてだろうと考え,自分の意見を持ってほしいことと,そして二つ目に,進んで行動することです。インターネットの発達が加速化し,幅広いネットワークが可能になりました。これからは,様々な考え方や価値観,文化を持つ人たちとつながることが必要になってきます。共感はもちろん大切ですが,まず気分や,単なる好き嫌いの感情にのみ左右されるのではなく,自分の考えをしっかり持ってものが言える姿勢を育てることは,より大切になってくるかと思います。さらに現状に満足せず,自らを成長させようとチャレンジする前向きな姿勢は,進んで行動することで得られると考えています。

三つめは分け隔てせず,自分もそして友達も大切にすることです。互いを尊重し合い,思い合うことや多様性を受け入れることは,これからの社会を創造するために必要な姿勢であると思います。

みんなを大切にすること,そして自ら考え,主体的に行動する子どもは,本年度の本校の教育活動の核にするところです。

子ども達の成長の実現に向けて,皆様とのつながりを大切にしながら,私たち教員も,とびきり素敵な教師を目指し,教職員一同頑張ってまいりたいと思います。

 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 
17:22 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2017/03/02

3月の学校だよりから

| by 柏第四小学校
飛躍の準備としての卒業

 学校の暦も今年度最後の月となりました。三月はどの学年・学級も,残りの日数を惜しむ日々を過ごしています。とりわけ6年生は,その思いが一方ならぬものと推測いたします。

 一昨日行われた「6年生を送る会」は,下級生の6年生に対する一つ一つの「ありがとう」が繋がり,感謝の大きな輪になりました。また,6年生は「ユウキ」という言葉を,下級生に贈りました。一つには下級生に対して勇気を持って頑張って欲しいということと,もう一つには,6年生自身,勇気を持って新しい世界に跳びこもうとする気概を示したメッセージだったと,私はとらえています。

 

仰げば尊し

仰げば尊し   わが師の恩 教えの庭にも はや幾年
思えばいととし この年月  今こそ別れめ いざさらば

 保護者の方の中には,この歌を卒業式に歌われた方もいらっしゃることと思います。私は子どもの頃,「いざ さらば」と,なぜこんなにも勢いよく「さよなら」をいうのか,とても不思議でした。

 『やまとことばの人類学』の著者 荒木博之氏は次のように言っています。日本人が古代から,その別れに際して,一貫して「さらば」を使ってきたのは,日本人が「古いこと」から「新しいこと」に移っていく場合に,必ず立ち止り,いかに「古いこと」と決別しながら「新しいこと」に立ち向かおうとしたか,その強い傾向の証拠になる(荒木)ということです。別れの潔さや美しさは,ある種の日本人の美学に通じるのかもしれません。

 卒業の「業」には生活の中心を支える仕事,暮らしの手立てという意味があり,6年生の子ども達は,その一つの手立てを習得しつつあると言えます。そして新たな習得に向かうために「さらば」が必要なのです。これから卒業式の練習が本格的に始まります。単なるイベントとして盛り上げるのではなく,123人の6年生の成長した姿と決意を表現させ,中学校という新しい世界に,しっかりと足を踏み入れる飛躍の準備として,取り組ませていきたいと思います。

 また成長は6年生のみならず,各学年の子ども達にも感じているところです。温かく,そしてパワフルな6年生を送る会が,そのことを物語っていたと思います。

 この一年間,皆様のご協力と御理解に支えられ充実した教育活動を進めることができましたこと,感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 


20:02 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2017/01/31

2月の学校だよりから

| by 柏第四小学校
百花に先駆けて咲く梅に思いを馳せて


 学校の梅の花が咲き始めました。梅は,「百花に先駆けて咲く」と言われます。「百花」とは,たくさんの花という意味です。梅は,まだ冬の寒さが厳しい中,他の多くの花よりも先に花を咲かせます。まだ新緑の見えない固い枝と,冷たく青い冬空の風景の中に,ぽっとピンクの小花が重なる光景は,小気味いいたくましささえ感じます。

もう少し暖かくなって,蝶など虫もたくさん飛ぶようになってから花を咲かせた方が,花も咲きやすいであろうに,あえて梅はそれを待たずに咲くのです。そのため,人の生き方に重ねて見られることも多くあります。誰かが引いたレールの上を歩くのではなく,自ら判断し,自らの足で歩く,まさに自立の精神を学ぶことができるのではないでしょうか。

 125日(水)に元NHKアナウンサーの村上信夫氏をお招きして,4年から6年生に「ことばの種まき」という授業をしていただきました。

 その授業ではまず,言葉には人を傷つけ,不快にさせる「武器言葉」と,人を喜ばせ,優しくさせる「楽器言葉」があることを学びました。「武器言葉」は,考えずに瞬間的に発してしまいますが,「楽器言葉」は,考えなければ発することができないと言われました。

 また自分を誰よりも好きになることと,森羅万象,いろいろなものに感謝することの大切さを教えていただきました。村上氏はそれを「パチパチ」するという,心の拍手の言葉で表現されました。道路工事の方にありがとうの「パチパチ」。優しく吹き抜ける風に「パチパチ」。上る太陽,沈む太陽に「パチパチ」。日常のさりげないことがらに「パチパチ」。「パチパチ」の心の音から,私たちの身の回りには「頑張っている」自分自身も含めて,感謝することにあふれていると,改めて気づかされました。子ども達からもたくさんの手が上がり,心を動かされていたことがわかりました。

 村上氏から,考えなければ「楽器言葉」は使えないと教えていただきましたが,「考える」とはどういうことでしょうか。例えば算数の問題を解く場合などは,自分の持っている情報,既習の事柄をいろいろ組み立て,変換していく過程,すなわち合理的な道筋をたどることであるといえます。しかし他の面では,考える以上の活動がないと考えられない。当たっているから言葉に出していいということでもない。そこに相手に気づき,相手を思う,発見の目,発見の心がなければ,考えに至ることができません。「パチパチ」の音に,身の回りの小さな気づきの豊かさを感じます。

 今後,社会のしくみや働く環境が大きく変化していきます。変化の激しい社会の中で求められるのは,単純に与えられた課題を解決する思考ではなく,課題発見の思考力です。そのために心豊かに,心動かし,自ら発見する創造的思考を身に着け,主体的に取り組む姿勢が,何より必要とされるでしょう。言い換えると自ら先駆けて切り開く力です。

梅の花が一つ,また一つと重なっていきます。梅の心意気に「パチパチ」するとともに,改めて子ども達に,自ら考え,切り開く力を身につけさせていかなければならないと,気を引きしめているところです。


17:36 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2017/01/10

1月の学校だよりから

| by 柏第四小学校
新年のスタートにあたって

新年あけましておめでとうございます。

 新しい年を,御家族おそろいで迎えられたことと存じます。昨年は本校の教育活動に,ご理解とご支援を賜りまして,誠にありがとうございました。今年も職員一同,子ども達のために誠心誠意努力いたします。保護者の皆様,地域の皆様には,ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 さてお正月の三が日,ここ千葉県は快晴で,美しい空とともに,穏やかな年の始めを迎えることができました。気分も上々,今年はいい年になりそうだと,きっぱりと気持ちの切り替えができたように思います。
 今年は酉年。十二支の酉は鶏を意味しますが,鶏は新たな時代を開く吉祥のシンボルです。新しいことが生まれるには,様々苦労があるでしょうが,未来の希望や幸せも垣間見える年であると考えます。創造は,安定と裏腹です。でもそういった大きな動きが予想されるからこそ,周囲の動きに惑わされず,何を大事にするか,芯の通った考えで行動することが大切になるかと思います。
 今年の予想をするテレビの放送を見聞きしていて,ふと萩原朔太郎の,竹という詩を思い出しました。
 

  竹   萩原朔太郎


 かたき地面に竹が生え

 地上にするどく竹が生え

 まっしぐらに竹が生え 

 凍れる節々りんりんと

 青空のもとに竹が生え

 竹,竹,竹が生え

 冬の竹に思いをはせたこの詩は,私の中では,「冬に耐える」強さを象徴するものです。竹は冬の凍てつく寒さにぐっと耐え,やがてその生命力が大地を貫き,まっすぐに空に向かって伸びる,なんともたくましい詩です。快適な中で生活をすることは,誰しも望むところです。しかし生命力というものは不思議なもので,淡く美しい桜の色でさえ,厳しい冬をすごさなければ染められないのです。生きるということ,伸びるということは,いくつかの冬の時期をぐっとこらえ,耐えて,闘い,その中であふれるばかりの力を生み出していくことなのかもしれません。

 冬という言葉は,増えるや貯めるという意味があり,植物は,冬の木枯らしに揺り動かされながら,生命力を蓄え,暖かい春に備えます。球根や種に力をためるからこそ,暖かい春にいっせいにエネルギーを解き放つことができます。大切なことは,4月になってただ進級するのではなく,春に見事な花が咲く植物のように,今の学年のエネルギーを体一杯に蓄えて,準備をしっかりしておくことです。

 これから一番寒い季節を迎えますが,背中を丸めて,ポケットに手を入れていては,エネルギーがたまりません。まずしっかり体を動かすこと。そして春にこんな姿でいたいと思う,その姿に向かってまっしぐらに進んでいけるよう,心と体を鍛え,大きくなって咲く準備をさせていきたいと思います。子ども達の次なるステージへのステップをしっかりと踏ませるために,充実した3学期にしたいと思います。よろしくお願いいたします。


15:18 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/11/30

12月の学校だよりから

| by 柏第四小学校
自分を育てる肥料
肥料 相田みつを
あのときの あの苦しみも
あのときの あの悲しみも
みんな肥料になったんだなぁ

 カレンダーも残すところ一枚になりました。月日の過ぎ去る早さに驚くとともに,いろいろ感慨深く,一つ一つの季節を振り返りたくなります。早いようでも,やはり多くのことがありました。一人一人の子ども達にとっても,楽しかったこと,うれしかったこと,悲しかったこと,苦しかったことなど,さまざまだったと思います。

 もちろん保護者の皆様や,教師の叱咤激励をたくさん受け,子ども達は皆,がんばってきたものと思います。しかしだからこそ,我々大人が肝に銘じなければならないことや,考えなければならないことは,子どもは自分のことは自分で解決する能力を持っているし,また本来もっている問題解決能力を,しっかりと育てていかなければならないということです。

 苦しさやつらさ,悲しみなど,自分なりに受け止め,自分なりの考え方や,やり方でそのしんどさを乗り越えようとする。もちろん子どもは悩みますし,考えあぐねたり,苦しんだり,時に涙を流すときもあるでしょう。しかしその試行錯誤の過程が,本当の自分になる(=自分の意志をしっかりもって生きること)道筋なのです。しんどさを嘆いているだけでは,何も身につきません。しんどさを乗り越えるまでは,もちろん苦しいでしょうが,それにぶつかるしか,自分で自分を育てる道はありません。時にしんどさや大変さは,成長するための貴重な肥料にもなるのです。そして我々大人も,自分が自分となるために,子どもと共に苦しんだり,悲しんだりし,肥料を得,学び,成長していると思います。自分になる便利な特効薬はありません。与えられた解決策の中だけで対処するのではなく,しんどさに真剣に取り組み,渦中で踏ん張る強さを身につけることは,自分の人生の主人公として生きることにつながります。

 私たち大人は,子どものその姿をどう見守るか,あるいはどう毅然と立ちはだかるか,が勝負です。春から夏,秋,冬を経て,子ども達は着実に成長してきました。2学期を振り返りながら,成長の痕跡を,子ども自身の中にしっかりと刻み付けたいと思います。

 保護者の皆様や地域の皆様のご理解と御協力があって,今学期も子ども達にとって充実したものとなりました。本当にありがとうございました。持久走大会では,2学期の集大成となるよう,しっかりと目標を意識させて,一人一人の達成感を持たせていきたいと思います。
 


13:31 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/10/31

11月の学校だよりから

| by 柏第四小学校
学びの基本=自分の感性で感じ,体験すること

 「他人の心の動きは,自分の体験に照らしてしか理解できない。」これはドイツの教育学者シュプランガ-博士の言葉です。学びの基本は,まず自分で実行することであり,同時に子ども達のみずみずしい感性でものごとを感じ,感動することの大切さをいうのではないかと考えます。
 知識を得ることは大事ですが,参考書など,上手くまとめてあるものをテスト勉強で付け焼き刃で丸ごと覚えても,テストが終わるとすぐ忘れてしまいます。しかし自分で考えて,工夫してまとめたものは,不思議とよく覚えていて,後々役立ったりします。これは夢中になって試行錯誤したもの,すなわち自分自身の体験があって初めて,自分の多様な能力になっていくのだと思います。
 10月30日(日)は,高田近隣センターで,ふるさと協議会による文化祭が開催され,四小のダンスクラブ(4~6年生)がダンスを披露させていただきました。生き生きと踊り,子ども達の笑顔がこぼれる発表会となりました。本番前は,近くの公園で練習をしました。11月を目前に控えてとはいいながら,思いの外気温が低く,マフラーにコートがほしい寒さでした。しかし子ども達は枯れ葉を踏む音を重ねながら,何度も曲をかけて練習し,最後はTシャツ一枚になり,時が立つことも,寒さも何もかも忘れて,夢中になって,踊っていました。
 ダンスは6年生中心に,自分達で曲を選択し,振り付けや隊形を考えたものです。この日も6年生が声をかけ,練習をまとめていました。楽しく,仲間とやり遂げようとする努力と,それをみんなで認め合っている心地よさが,練習の雰囲気を包んでいました。いい表情で取り組む子ども達の姿は,四小の目指す姿,「自ら考え,夢(目標)に向かって行動する子」そのままだったように思います。
 世の中は素晴らしい知恵・知識・情報にあふれています。それらは全て一人一人が,そして多くの人が繰り返し夢中になり見いだし,創りあげたものです。それを学んでいくことが,勉強の本質です。そのために学ぶ者も,夢中にならなければ得られないのです。
 小学校や中学校の思い出がきらきら輝いているのは,自分にとって価値ある体験=夢中になった体験が詰まっているからです。今後も多くの場面で,子ども達が夢中になって取り組むような学びを体験させ,真の学びを積み上げさせていきたいと思います。
 


17:43 | 投票する | 投票数(1) | 学校だよりから
2016/10/28

さくらっこ臨時号 その2より

| by 柏第四小学校管理者
やりきったぞ!運動会!
 今回は低学年と中学年の保護者の皆様の声を掲載致しました。小学校初めての一年生の運動会。どきどき胸が高まったのは,お子さんより,保護者の皆様だったのではないでしょうか。お子さんの一年一年成長しいく有り様を,

中学年,高学年の真剣な子ども達の姿から,見ていただいているのは,本当に嬉しい限りです。

特に高学年の子ども達の活動は,四小の目指す姿として,私たちも意識して指導をしています。運動会は,低・中学年の未来を見る行事でもあると思います。子ども達一人一人が全力でやりきるからこそ見える未来です。

低学年保護者の皆様の感想から

○きびきびと動いていたり,踊ったりしていてとても驚きました。
みんな真剣に取り組み,頑張って練習してきたのがよくわかりました。
プログラムの構成がよく,運動会がとても盛り上がっていました。

○高学年の応援団のがんばり,力強さに感動しました。低学年のトイレの手伝いをする6年生の皆さんもとても頑張っていて,本当にありがとうございました。

○中学年・高学年の真剣さ,一生懸命さを感じ,観ていてすがすがしい気持ちになりました。一年生はとても楽しそうに競技やダンスなどに取り組んでいる姿を見ることができました。
通路やトイレなどにも,安全面への配慮が事細かになされており,不便さはありませんでした。この日のために準備してくださった先生方,PTAの皆様に深く感謝いたします。

○女子の団長にびっくり。かっこよかったです。前日までとの気温差があるなかでの子ども達の一生懸命に取り組んでいた姿に感動しました。

○5,6年生のピラミッドが見られず残念に思っていましたが,unityはとてもよかったです。特に三つの大輪が咲いていくところは感動しました。応援団の活躍が素晴らしかったです。応援合戦はもとより,大玉送りの時に横について玉の方向を修正していたり,1年生に玉の送り方を教えてくれていたり,素敵でした。1年生の我が子も,高学年の皆さんの姿に憧れ,成長していってくれると思います。

○順延と暑さの中,子ども達は元気いっぱいいきいきしていました。先生方,総務,お手伝いの方,一日ありがとうございました。素敵な思い出が増えました♪
「おやじおかんの会」のドリンク販売,良かったと思います。会長によるコーヒー販売もありがとうございました。

○全ての競技はもちろんのこと,応援も開会式~閉会式までよく頑張っていました。
やる気に満ちあふれた子ども達にわくわくし,感動させてもらいました。先生方役員の皆様におかれましては,事前準備など大変お疲れ様でした。子ども達のためにありがとうございました。

○子ども達の笑顔弾ける,素敵な運動会でした。雨続きで開催日程が曖昧な中,準備大変だったと思います。

○学年それぞれ一生懸命, キラキラ輝いていました。高学年の種目には,未来の我が子を思い浮かべ感動して涙していました。

○全学年の頑張っている姿を見ることができ,感動しました。高学年の組体操や騎馬戦は,やはりかっこいいです。中止する学校が多い中,事故のない様に,工夫されたと思います。中学年のソーラン節,花笠も,数年後に我が子がやると思うと,今から楽しみです。
○カメラ席が増え,どうなんだろう?と思っていましたが,とてもよかったと思います。子ども達も楽しそうに活動していました。係についている高学年の子ども達は責任と誇りを持って,お仕事しており,気持ちの良い運動会でした。

○今年の運動会は,昨年とは違う演技などで,本当に楽しく,飽きずに見ました。3年の花笠音頭もキレの良い演技で,5,6年生の組み体操は全員が丁寧に,そして頑張っている姿に思わず涙しました。感動をありがとうございました。
 

 

中学年保護者の皆様の感想から

○子ども達は,係の仕事を中心にてきぱきと行動して集中できていたのが素晴らしかったです。

○前日の雨天から当日開催できるまで,いろいろと大変だったと思いますが,本当にどの学年も良い仕上がりでした。先生方,PTAの役員,係の皆様,心から感謝申し上げます。
「おやじおかんの会」のドリンク販売がとても良かったです

○競技の見せ方,応援合戦の仕方に大きな変化があり驚きました。とても良かったです。 ソーラン節,圧巻で感動しました。隊形もよく考えられていて,見やすく,迫力がありました。子ども達の頑張りが伝わります。
 上着の一文字。自分達で書き上げたと聞き,素敵なことだと思いました。

○今年は立ち入り禁止区域がとてもわかりやすくて良かったです。特になかよし山の飾り付けはいいなと思いました。

○子ども達の一生懸命な姿に,感動しました。グランドの配置も工夫され,とてもよく整備されていたと思います。
先生方,PTA役員さんのご尽力の賜物と感じます。

○学年ごとに子ども達の練習成果が見えて,成長を感じると共に,先生方の配慮が見えました。これからも感動する運動会を期待しています。

○雨が続き,練習も思うようにできなかったと思いますが,運動会本番では,子ども達の頑張る姿に,一生懸命練習した成果がうかがえました。1年生のダンスは張り切って踊る姿がとてもかわいらしく,思わず笑みがこぼれました。特にダンスをしながらの玉入れは最高に可愛かったです。4年生のソーラン節ではそれぞれの想いの一文字を書いて力強く踊る姿に,見ているこちらも胸が熱くなりました。

○例年になく台風が多い今年は当日まで天気にやきもきさせられました。短い期間で大変だったと思いますが,ソーラン節の完成度に非常に感動しました。運動会係になっている子ども達の動きも機敏で,それぞれの役割を責任持って,運動会を盛り上げている姿が印象的でした。全員の頑張りを一杯一杯褒めてあげたい運動会でした。

○友達との輪の中で喜んでいる姿を見て,協力して何かをやることの素晴らしさを,改めて感じました。
○それぞれのプログラムが充実しており,感動しました。応援も全員が必死に声を出していたのがとても印象的でした。

○子ども達が自分達の種目に頑張っている姿,高学年の子が会の成功を目指して働く姿,本当に素晴らしかったです。
役員の方,教職員の方,ありがとうございました。

  

課 題

延期のお知らせやテント設営以外に,保護者通路が立ち見席のようになり,通路として機能していなかったことや喫煙マナーのこと,敬老席の席取り等,課題が幾つか寄せられました。運動会当日は1000人を超える人で,賑わいます。参観の仕方につきましては,約束事だけではなく,皆様の判断にお願いするところも多々あるかと思います。

 学校側としても,保護者の皆様の声をしっかりと受けとめ,今回の反省をもとに,子ども達にとって,充実した運動会を目指してまいります。今後とも御協力のほど,お願い致します。

 たくさんの励ましと温かいご声援,本当にありがとうございました。

 

 


17:45 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/10/27

さくらっこ臨時号 その1より

| by 柏第四小学校管理者
温かい声援に支えられて
運動会アンケート結果(回答率72.7%)

 

項     目

そう思う

子ども達は、演技や競技に一生懸命取り組んでいた。

99,8%

教職員は、元気にてきぱきと行動していた。

86.0

運動会は競技の工夫がされていて、見応えがあった。

71。0

敷地内は、安全に配慮されていた。

61。0









※小数第二位四捨五入  「1」のみ小数第二位四捨五入
アンケートへのご回答,ありがとうございました
 72.7%と,一学校行事のアンケートとしては,非常に高い回答率でした。とても関心を持っていただいたこと,またご多用にもかかわらず,子ども達や教師,そしてPTA活動に対して,温かい励ましの声をいただきましたこと,本当に感謝申し上げます。

 

 運動会の練習は雨にもたたられましたが,当日は,子ども達のみなぎる気力が,悪天候より勝ったように思います。アンケートにも,教師の意図を御理解いただきながら,子ども達の成長を見ていただいており,嬉しい限りです。

 

 延期の判断や,テント設営のことについても,多く御意見をいただきました。結果として延期の判断が遅くなり,皆様に御迷惑をおかけしたこと,本当に申し訳ございませんでした。

 テント設営は,設営予定日が全て雨に見舞われてしまい,当日の開催時間を大幅に送らせて設営することも検討しましたが,天候とのバランスを考えて判断しました。また児童席側の保護者通路に設置ミスがあり,混乱を招きました。申し訳ございません。

 

 なかよし山のバリケードやロープ張りは,運動会前日の雨が降る中,PTA本部の皆様と職員が,カッパを着て行いました。トイレの整備も,昇降口から階段,廊下,トイレの全てをブルーシートで敷き詰める作業を,係の保護者の方のお力で,効率よく行うことができました。限られた時間と人力で進めてきた運動会です。アンケートのひと言ひと言が,子ども達や学校,そしてPTA活動に御協力いただいた皆様の支えになります。そのため皆様のご声援を,できる限り掲載させていただきたく,低・中・高学年別に,2号に渡って臨時号を発行致します。

   
   
 

高学年保護者の皆様の感想から

○組み体操からユニティに変わり,注目していました。6年の先生方が夜遅くまで考えられ,工夫され,感動を与えられるようなものに仕上げたいという思いが,とても伝わってきました。子ども達があんなにも一つ一つの動きを合わせて丁寧に動いているのを見て,組み体操とは又違う
「心を整える」という成長を感じ,感動しました。

○6年生の「がんばルーン!ふんバルーン!」の風船は,われなくても楽しめました。4年生のダンスの衣装,年々格好良くなっていて,うらやましい。素敵でした。
トイレ消毒お疲れ様でした。

○通路の工夫,プログラムの改善等,「例年通り」でなく,毎年多く改善されていて応援しやすかったです。高学年が低学年のお世話をしている姿がたくさん見られ,ほほえましかったです。全ての競技に力一杯取り組んでいて,感動しました。
○子ども達が真剣に取り組み,気持ちを一つに頑張る姿に感動しました。競技はもちろん,自分の係を一生懸命頑張る子,友達を応援する子,いろいろなところで素敵な姿が見られるよい運動会でした。

○先生方の日々の御指導と,PTA総務部の皆さんや,係の保護者の方など,たくさんの御協力をいただき無事に運動会が開催でき感謝しています。 
5・6年のUNITYは感動で胸が熱くなりました。

○台風が何度も来て,外での練習がほとんどできなかったことと思います。
日頃の努力の姿勢で臨んだ演技は素晴らしく,誇らしげでした。

○運動会で生き生きと踊り,隊形移動も自分の場所をめざして走って行く姿,嬉しく思いました。
5・6年の「表現」が終わり,涙ぐまれている先生に,親としても感動しました。子ども達の頑張りは本当にすごい と思いますし,成長がうれしいです。寄り添ってくださる先生方の温かさを感じました。
我が子が父親の胸に飛び込んで風船を割ることも,大変よい思い出になりました。

○子ども達はもちろん,先生方も一生懸命で,観ていてとても気持ちが良かったです。またトイレはいつもきれいで,くつのまま入れるのも良かったと思います。カメラ席のお陰で,とても見やすかったです。

○先生方の運動会での俊敏な動きは,児童にとってもお手本となり,素晴らしいものでした。

○自転車を止める白線があり,止めやすかったです。我が子は応援団を3年やってきて,すごく頑張ったと思います。運動会前にPTAから詳しい手紙を出していただいたことで,マナーを守る運動会になりました。

○新しい試みのユニティは,子ども達が真面目に一つになろうと頑張る姿にとても感動しました。カメラ席も増えて,より見やすくなりました。通路をロープで仕切ったのも,御苦労されたと思いますが,分かりやすかったです。雨が続く中,校庭整備や準備をしてくださった先生方,PTAの方々に感謝申し上げます。

○競技の工夫や敷地内の会場などとても良かったと思います。5・6年の組み体操が今年から中止になり,どんな仕上がりか気になっていましたが,とても感動しました。ピラミッドやタワーがなくてもいいものでした。
PTAさんの「にじ」のQ&Aもとてもよかったです。トイレの消毒もよかったです。

○競技中に児童の名前のアナウンスがあるなどと工夫されていたと思います。

○暑さや延期で,子ども達の集中力を保つことが大変かと思われましたが,皆よく 頑張っていました。組み体操がユニティーになりましたが,まさに一致団結。とても美しく,見応えがありました。我が子の真剣な表情にとても感動しました。

○どの学年の子ども達も精一杯,力を尽くしていたと思います。観ていてとても気持ちの良い素晴らしい運動会でした。 先生方も機敏な動きと温かい子ども達への眼差しがありがたく,頭の下がる気持ちで一杯です。

○5,6年生のUNITY,限られた時間の中で一人一人が常にリズムを意識しながら素晴らしい演技ができていたと思います。さすが高学年の集中力。とても良かったと思います。また安全な面で安心して観ることができました。 先生方の競技・係児童の細かな指導や気配りに支えられ無事に子ども達も自分のやるべきことをしっかり達成することができたと思います。

 


17:16 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/10/05

10月の学校だよりから

| by 柏第四小学校管理者
思考力向上のための
ノートづくりを頑張らせる

運動会への御協力,ありがとうございました。子ども達が力一杯頑張った運動会が終わりました。テントの片付けをしているとき,手伝っていた6年生が,

「校長先生,見て見て,すごい羊雲だ!」

と空を指さしました。そこにはどこまでも続く青い空に,もこもこした雲が,幾十にも広く連なっていました。一人一人は小さな力のように見えて,たくさんの心が集まり一つになれば,大きな力が生まれます。運動会にかけた子ども達の思いが,まさに空のキャンバスに描かれたかのようでした。

 いつの間にか空が高くなり,季節が秋に移ろいでいます。過ごしやすいこの時期だからこそ,学習の充実にも力を入れていきたいと思います。

 その中で,ノートづくりにも意識して取り組ませたいと考えます。思考力や表現力の育成のためには,結果だけに目を向けるのではなく,そこに行き着くまでの過程が大切になります。「書く」ことで,子ども達は筋道立てて考えたり,自分の考えを整理したりすることが大切です。さらにノートが資料として活用できるよう,指導をすることが重要です。

 そのために3つのステップを設定し,意識して指導を積み重ねていきたいと思います。


   (低学年)ノートの約束事をおぼえて,記録しよう。

   (中学年)自分の考えを,自分の言葉や,図や式,絵を使って表わそう。

   (高学年)自分の考えだけではなく,友達の考え方を活かし,
         参考書となる
ような,工夫したノートをつくろう。

  ノートは自分が読めばいいという意識でいると,学習したことが整理されにくくなります。また,

ノートは考える道具です。特に高学年になるほど,思考のために,ノートには適度な余白をとらせる習慣も身につけさせていきたいと思います。

 さらに友達のノートを見て手本とする機会と,意欲付けのために,今学期より

学期に一度,ノート賞を設けます。

秋は中国からきた考えで「白秋」とも表現され,成熟を

意味します。赤や黄色など色とりどりに色づくことは秋のイメージですが,「白」には余白など,自由に埋められる余裕も感じられます。ノートにも心にもゆとりを持って,学習の秋の充実を図りたいと思います。


19:24 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/09/23

学校だより「運動会臨時号」から

| by 柏第四小学校管理者
四小ハリケーン ここにあり!
 夏から秋の,日本の風物詩に台風も入るかと思います。時に恵みの雨をもたらし,秋を呼ぶ台風でもありますが,今年はこの時期に台風が集中し,何度も日本列島に襲いかかります。台風16号が通り過ぎたのもつかの間,次の台風の卵が発生しています。しばらく毎日,空とにらめっこです。

しかし台風=ハリケーンはここ四小でも渦巻いています。子ども達は運動会に向けて大いに盛り上がっています。運動会旋風で,ハリケーンに負けないエネルギーに満ちあふれています。

2学期はじめの猛暑や,台風上陸の大雨と,お天気に恵まれているとはいえませんが,子ども達の集中力,一生懸命さはたいしたものだと感じています。先週の予行でも,椅子出しを始めたとたん,一時雨が降りました。しかしその後の子ども達の動きがすばやく,むしろ予定より早くスタートできたほどです。高学年の係の仕事も,本番,子ども達に十分任せられるくらいてきぱき動いていました。先週末から,朝の応援練習や,演技中のかけ声も,より一層大きく,力強くなっています。「やるぞ。」「やらねば。」という,子ども達のひたむきさには,本当に感心させられます。大切に育てていきたいと思っています。

子ども達の代表委員会で決定した,今年の運動会のスローガンは
「仲間を信じ 共に励まし 勝利の花を咲かせよう」です。

「勝つために全力を尽くす」ことは運動会のねらいの一つです。閉会式までは,しっかりと勝ちにこだわらせたいと思います。

四小の子ども達は,真面目で,頑張り屋です。仲間の真っ直ぐな思いを,しっかりと受け止める心があります。反面,遠慮しすぎ,一歩引いて周りの様子を見てしまい,自分を前面に出せないところがあります。自分の可能性に挑戦することに喜びを感じさせたい。失敗することに心とらわれ,自分の良さを表現できないのは,とても残念です。

ですから例えば徒競走では1位になるだけではなく,一つでも順位をあげて勝ちにこだわる気迫を持つこと。その頑張り,気概を大いに褒めていきたいと思います。もちろんそのためにフェアープレーに対しても,しっかりと指導をしていきます。互いの健闘をたたえる場面では,保護者の皆様にも御協力をいただきたいと思います。

また高学年は,運動会を動かす仕事に関わることで,責任感を持たせ,自覚を促します。係が動かなければ,運動会は成り立ちません。縁の下の力持ちとしてのやりがい,喜びを味合わせて,仲間のために貢献する活動を通して,自尊感情を高めていきたいと思います。

学校行事は,子ども達が成長するための宝となる場です。756人,756色の色とりどりの勝利の花を咲かせたいと思います。
19:22 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/09/01

9月の学校だよりから

| by 柏第四小学校管理者
一人一人の高みをめざして

夏休みはアブラゼミやニイニイゼミの大合唱から始まりました。つくつくほうしの声が校庭に届き季節の移ろいを感じる頃,子ども達の歓声が学校に戻ってきました。大きな荷物を持って正門をくぐってくる子ども達の姿は明るく,輝きがあります。その笑顔に私たち職員も背筋がのびる思いです。いよいよ二学期が始まりました。

二学期は恵みの秋,実りの秋。そして天の恵みを受けて,植物はたわわに実り,馬は肥え,人は飽食する。この飽きるほどに食べる,満ち足りる「飽き」が「秋」になったといわれています。「秋」に欠かせないのがスポーツ。心身のバランスを取るために,スポーツの秋もまた大事な秋です。

夏休みは,リオオリンピックを堪能された方も多いと思います。競技によっては1/100秒台の競い合いになり,頂点に立つことの厳しさを目の当たりにすることがありました。

しかしオリンピックは単にメダルを取った取らない,色は何色だったかではなく,改めて人間のすごさ,素晴らしさを考えさせられる場面でもあります。それは,人間は自分自身の限界に挑戦し,更なる高みを目指すために,さまざまな困難や試練を乗り越えられるということです。これはこの地球上で,私達人間のみに与えられた能力です。

例えば「走る」ことについて,発達段階で考えてみると,幼稚園・保育園の頃は,ただただ走ることが楽しいのです。ゴールやコースを設定しても,そこにそれほどの高い意識はありません。小学校の段階になると「目標」が生まれます。50Mを何秒で走ったか,どんな走りをしたか,どれだけ努力したのかなど,それぞれの目標を達成すること,ハードルを乗り越えることに喜びを感じるようになります。昨日までの自分の「枠」を越えること,日々わずかな「今の限界」を越える試みが,成長につながります。

一時期「1番でなければだめですか。」という言葉が流行りました。順位が問題なのではなく,あくまでも1番には「限界をこえる」という意味も含まれていると思います。「より~したい」という限界を超えようとするそこに,その人らしさ,生き様があるように思います。体操の美しさを追求したところに,日本の思いがあるように。

 夏休み中,部活動では運動部や器楽部が,「今の自分」を越えようと汗を流しました。ブラスバンド部は,千葉県吹奏楽部コンクールに参加し,練習の成果をきっちり出しました。金賞という結果だけではなく,演奏後の子ども達の表情に,達成感がありました。運動部は記録会で,昨年の陸上大会の決勝進出タイムに迫る記録が数多く出ました。これらは夏休み中の限界越えの成果です。10月の陸上大会に向けて,さらなる高みに挑ませたいと思います。

 2学期はたくさんの学校行事が予定され,豊かな教育の実りが期待されます。日々の子ども達の積み重ねを大切に,一人一人の「より~したい」「もっとこうなりたい」という思いを,成長に結びつけていきたいと思います。今学期も保護者の皆様,地域の皆様とともに,がんばる所存です。よろしくお願いいたします。

19:16 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/07/20

学校だより「夏休み号」から

| by 柏第四小学校管理者
ヒーローは自分自身の中にいる
ウルトラ5つの誓い
 7月に入り,「今年も猛暑か?」を思わせる日々が続きました。遊んでいても,勉強をしていても,汗が噴き出してきます。汗をぬぐいながら黒板に集中している子ども達や,グループの話し合いに夢中になっている子ども達,そして校庭を駆け抜ける子ども達の表情には,春の頃にはなかった,その学年らしい頼もしさが見られます。6年生は大人の顔が見え隠れするようになりました。時が子ども達の中にしっかりと刻み込まれていることを,改めて感じているところです。

7月の全校朝礼では,「ウルトラ5つの誓い」について話をしました。私の子どもの頃のヒーローは,まずウルトラマンでした。変身や怪獣をやっつける真似事をしながら,ウルトラマンの存在の大きさと,誰かのために戦える強さを夢見ていたようにも思います。そのヒーローの故郷,M78 星雲に危機が迫り,地球を去るときに,ウルトラマンと親交のあった少年が,飛び去るウルトラマンに叫ぶシーンがありました。ヒーローになるための誓いです。

「一つ,腹ペコのまま学校へ行かないこと。」

「一つ,道を歩くときは車に気をつけること。」

「一つ,晴れた日には布団を干すこと。」

「一つ,人を頼りにせぬこと。」

「一つ,土の上で裸足で遊ぶこと。」

子ども心に一体どんなすごい誓いをするのか,わくわくしてテレビにかじりついていましたが,四小の子たち達が「え~っ。」と,驚きと拍子抜けした気持ちと同じでした。しかし,時代が変わってきたとはいえ,子どもにとっての健康・安全・自立の大切さは,今も変わらないといえるでしょう。おなかが減っていては授業に集中できません。イライラもつのります。細い道の多いこの学区は,歩くにしろ自転車に乗るにしろ,特に車には気をつけなくてはなりません。まず,自分の身の安全を守れなければ,人に手を貸すこともできません。また,全校朝会で布団干しの経験を聞いたところ,思いのほか多く,びっくりしました。ここでは自分のことはもちろん,家族の一員として働くことの必要性をいっていると思います。目の前の人のために力を発揮できることは,子どもの存在感を高めます。さらに,自分のことは自分でする,一人でできることを増やすことは,子どもの自信を深め,社会性をも広げます。そして思いっきり遊ぶこと。これは気持ちをさわやかにするだけなく,友だちとの関わりを密にします。

ヒーローとは決して超人的な力で,超人的なことを成し遂げるのではありません。困難にくじけず物事に臨むことであり,強さに裏打ちされた,自立した大人であると思います。お手伝いの一歩から,ヒーローが育っていくのです。

明日から夏休みになります。保護者の皆様の御協力と地域の方の見守りがあり,この1学期,子ども達の力が存分に発揮できましたこと,感謝申し上げます。ありがとうございました。


19:12 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/06/30

7月の学校だよりから

| by 柏第四小学校管理者
子どもの主体性を育てるために
~自分に気づく力~
 どんよりとした梅雨空の下で,しっかりと存在感を出しているのは,あじさいの花です。とかくマイナスイメージが先行する雨の中で輝きを増すあじさいは,「どんな状況でも,その人自身の良さは発揮できる」という心強いメッセージを発信しているように感じます。そしてまたそのメッセージを受けて,どんな状況になっても,全ての子どもの良さを信じ,良さを発揮させられる学校教育に結びつけていきたいと考えています。

 さて,教育のベースは子ども達の「生きる力」の育成です。その目的とするところは,自分で考える力を身につけることだと思います。これは単に一つの正解を出すことではなく,失敗を恐れずに目の前の課題に果敢にチャレンジすることや,もっと自分を伸ばそうとする意志を持つこと,何より,自分には様々な可能性があるということを信じて努力できることが含まれると考えています。

 エネルギッシュに生きるためにも,自分で考え,自分自身の言葉を発信することは大切です。先日の授業参観では,ビブリオバトルの授業を展開したクラスがいくつかありました。今回はグループ単位で,自分の好きな本を紹介し,紹介された本の中から,読みたいと思った本を投票し,一番票の多かった本をチャンプ本として全員に紹介するというものです。読書を競争に巻き込む?…と考え,ビブリオバトルを懸念する声もあります。しかし何をねらいにするかで,中味が全く違ってきます。大事にしたいことは,「自分は何が好きかを明確にする」ことです。

 子どもの主体性を引き出す基本は,「自分にとって何が大切で,自分は何が好きなのか」を常に考えさせることです。そのことで等身大の自分を見つめさせ,そこから伸びていく自分,伸ばそうと努力する自分につなげ,さらには,自分は何を大切にして生きていくのか,胸を張って生きていく核をとらえさせるためです。

 本を紹介しながら,実は自分の大事にしたいものや好み,そしてそれを発信し,伝える力を,この活動を通して養うことができると思います。

 いくつもの付箋をつけた本を手にして,今までになく生き生きと話している子ども達の姿を見て,間違ってもいいから自分の考えを積極的に話す場や,他との話し合いや討論から,よりよい解決を見いだしていく場の必要性を一層感じました。

 もちろん「努力できる,進化できる自分を信じる」ためには,そういう子どもの可能性を信じる環境が何より大切です。そのためにも一人一人の子どもの想いを受け止め,想いを言葉でつむぎださせたいと考えています。何をいっても大丈夫,受け止めてもらえるという安心感のある環境のなかでこそ,子どもは育ちます。効率的ではない側面もありますが,これからもじっくり時間をかけて,一人一人の声を聴くこと,共感することを大切にし,主体性につながる,子どもの「自分に気づく力」もあわせて育てていきたいと思います。

 625日(土)の授業参観・引き渡し訓練のご参加,ありがとうございました。特に引き渡し訓練は,お昼を挟んで午後に行ったにもかかわらず,大勢のお父さん方,そして小さなご兄弟の手をひきながらのお母さん方と,家族皆さんで参加していただきました。何度も学校に足を運んでいただきまして,本当に感謝申し上げます。


19:00 | 投票する | 投票数(0) | 学校だよりから
2016/06/02

6月の学校だよりから

| by 柏第四小学校管理者
本の楽しさを子ども達に
 6年生の修学旅行はお天気の心配が全くない,真っ青な空のもと無事終了しました。すっと伸びた杉の木や,豪快に流れ,白いしぶきをあげている滝,そして華やかな東照宮の色彩の中で,子ども達は,自然や歴史のそれぞれの雄大さを感じ取ったと思います。

 3年生は筑波山の予定でしたが,残念ながら雨に降られてしまいました。予定は変更となりましたが,しっかりとグループ行動ができて,こちらも収穫のある校外学習になりました。

 雨の季節がやってきます。どうしても屋内での活動が増え,楽しみが少ない…と思われがちですが,何も冒険や探検は,外に出るばかりではありません。

「読書」は心の冒険です。今年度は「貯本通帳」という本の記録をとる,新たな取り組みも始めています。「多読」は子ども時代だからこそ,進めたい活動です。本は読んだ分だけ知識が積み上がり,そこから新たな世界が見えてきます。「知る」ということはそういう意味だと思います。「海賊の宝箱より,もっと多くのすばらしい宝物が本の中には眠っている」といったのは,ウォルトディズニーです。子ども達には,たくさんの財宝があることを知ってほしいし,見つけてほしい。読書は創造性を養うといわれるように,考える力の基礎となります。

もっとも,大切であることは周知の事実ですが,なかなか読書習慣が身につかないことも,また事実です。子どもは漢字の訓読みに比べると,音読みが苦手であるというデーターがあります。これは普段使うことの多い訓読みは覚えやすく,音読みは書いた文章に出てくることが多いからだ,とも言われています。つまり自分が知識として持っていない言葉は,読むことが難しく,語彙不足が,読書の苦手につながっていると推測されます。

最近はスマホやテレビでも複雑な感情や考えを,一つの単語で表現し,単純化する傾向にあります。環境に順応するという側面からみると,心のひだは失われつつあるのかもしれません。

子どもは,話を聞くことで,新しい言葉を学んでいきます。ひらがなをかけない入学当初の1年生も,聞くことからの理解は,書く技術をはるかに上まっています。お子さんとの会話では,センテンスを意識したり,テレビ等の話題を元に,子どもと話すなどの工夫をしてください。兄弟で下の子が,もの覚えがよかったり,おませさんになったりするのは,上の子の言葉を耳から聞いて,早く身につけるからです。家族の会話を増やすことで,語彙が豊かになります。また物語の主人公が,自分の年齢より少し上である物語を読み聞かせたりするもの,子ども達にとっては興味を持ちやすく,語彙を増やすきっかけになります。

学校でも,引き続き各学級で取り組む読書活動や,学校図書支援員さんのアドバイス,またボランティアの皆様の読み聞かせなどを通して,子ども達に本の魅力を伝えていきたいと考えています。


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2016/04/28

5月の学校だよりから

| by 柏第四小学校管理者
「夢を描き,夢に挑む力を育む学校教育」をめざして
 子ども達の15年後を見据えて…チーム四小の力で

新緑が明るく輝く5月になります。藤や牡丹といった色鮮やかな花々との競演も,また楽しみな季節です。「緑少ない都会」という考えが当たり前のようですが,庭園という視点で見ると,実は江戸時代,東京は世界に誇る,豊かな花と緑に囲まれた都市だったということです。武家屋敷や神社をはじめ,町人も庭造りに精を出し,江戸に大きな庭園を築いたようです。時代の様々な変遷はあったのでしょうが,東京やその近郊に緑がなくなった要因の一つに,美しい町づくりへの,共有の思想がなくなったことがあるそうです。

この話は,教育にもあてはまるように思われます。子ども達を大切に育みたいというのは,どのご家庭でも,そして学校でも願う共通の想いです。しかしながら教育活動一つ一つに,保護者の,また地域の皆様との共有した理解と取り組みがないと,子ども達にとっては,ちぐはぐなメッセージを与えることにもつながります。

学校教育説明会では,15年後を見据えて,子どもの未来の姿を意識した学校づくりとし,「夢を描き,夢に挑む力を育む学校教育」というビジョンを掲げた理由と,今年度の重点項目についてお話しさせていただきました。(具体的内容の詳細は,グランドデザインとしてまとめたものを,ホームページに掲載)

子ども達の15年後は今の職業の半分ほどがなくなり,新しい職業に取って代わられるといいます。社会は大きく変化し続けます。その中で子ども達が有意義な人生を歩むことができるような力を,やはり小学校段階から意識して身につけさせなくてはなりません。そのためにワークテスト等で測れる能力だけではなく,好奇心や探究心,自制心に,何事もやり抜く力と,そして何より行動力を重視したいと考えています。夢を見る力,そして自ら描く夢に対して,努力し続ける力を身につけさせていくことが,これからの社会を生き抜いていく力になると思います。

子ども達の成長というグランドには,教師,保護者の方々,地域の方々が参加しています。皆,子どもを育てるチームの一員です。活動している一人一人の子ども達を支えているのは,私達のチーム力です。今後も「チーム四小」として,皆様とともに頑張ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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2016/04/08

4月の学校だよりから

| by 柏第四小学校管理者

桜の想いに,夢を重ねて
  ~新年度の出発にあたり~
 お子様の御入学,並びに御進級,おめでとうございます。13
名の転入生と,111名の新入生を迎え,全児童757名で平成28年度がスタートしました。

子ども達は進級・入学の歓びを身体一杯に表現し、元気よく桜坂を駆け上がってきました。今年の天候から,桜の花が思いの外早く咲くのでは…と気をもんでいました。しかし子ども達の入学や進級にあわせて,満開の姿を見せてくれました。桜は人の心を読むと聞いたことがあります。桜の元で、子ども達の笑顔が本当にまぶしく、「この笑顔のために全力を尽くそう、生き生きとした学校、学級にしたい」と心新たに誓いました。

これまでの伝統の上に、お子様のよりよい成長を願い、新しい柏第四小学校の歴史の

1ページに刻むべく、全職員が一丸となって邁進して参ります。

さて,私が目指す学校教育は 「夢を描き 夢に挑む力を育む」 ことです。子ども達にとって,夢を持つことは何よりも大切です。夢の持つ力で、自身の力を引き出し、可能性を開拓していくことができます。夢は単に「何かになりたい」と思うだけではありません。「できるかもしれない」「やってみたい」「やりたい」と今と未来を結ぶのが夢です。同時に夢は山の頂のようなものであり,生きるまなざしの高さが人生を豊かにし、目指すまなざしの強さが、心の強さを育てると思っています。

先ほど,桜は人の心を読むと書きました。私達を魅了して止まない桜色を抽出するためには,桜の花びらをたくさん集めて,色を出すのではなく,桜の樹皮で色を出すそうです。しかもその樹皮は,夏でも,秋でもなく,桜の花が咲く直前のころのもので,淡く,しかし燃えるような桜色を抽出できるそうです。桜の花びら一枚一枚に,桜の木全体の想いが託されているといっても良いのではないでしょうか。だから桜は,自身の夢を,いつ,どこで咲かせるか,誇るべき咲き時を読み,私達にその姿を見せてくれるのだろうと思います。

桜は二つのことを教えてくれています。一つには,咲かずにはいられない想い。そして咲き時まで,身体全体でその色を生み出しているということです。

子ども達も,どんなことをしても伸びたいという未来指向があります。その想いを大切にし,身体や頭を鍛え,心を磨いて,子ども自身の夢や希望の実現につなげていかなければならないと考えます。子ども達が自らの未来を切り拓くために、厳しい現実の中にあっても、常にそれを克服し、乗り切ろうとする強さを育みたい。そして一人一人の子ども達の夢を咲かせたいと思います。

そのために保護者,地域の皆様とのつながりを大切にしながら、教育を推進していきます。今年度も変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。


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